この記事は、編集部がファクタリング会社への取材で得た内容をもとに構成しています。特定を避けるため、地域・取引先・金額などの具体は一般化し、進行中の案件のため結末は記載していません。掲載内容は一般的な情報提供であり、個別の可否・条件を保証するものではありません。

この記事の要点

  • 不動産の相談は「月末までに」という締め切りとセットで来る(決済が月末に寄るため)。
  • 売却先が上場企業+売買契約書ありは有望。ただし大型は面談・決算書・登記確認が前提。
  • 申込=即買取ではない。大きい案件ほど丁寧に確認する。だから早めの相談が効く。

「月末までに」という相談

ある不動産会社の方から、ファクタリングのお申し込みがありました。ご要望は明確で、「月末までに資金がほしい」。不動産の決済は月末に寄ることが多く、この"締め切り付き"の相談は、現場では珍しくありません。

内容はこうでした。今年の初めに銀行融資で物件を仕入れ、それをある上場企業へ売却する。その売買代金を、入金を待たずに早期化したいという相談です。売却先の規模も、案件の金額も大きいものでした。

裏付けは、かなりそろっていた

担当者がまず確認したのは、取引の裏付けです。この案件は、材料がよくそろっていました。

  • 大手(上場企業)との売買契約書があった
  • 申込をしてきた会社の名義を、登記簿・謄本で確認できた
  • 仕入れの経緯(融資による仕入れ)も説明が一貫していた

ファクタリングで最も見られるのは「その債権を期日に確実に払ってくれる相手か」です。売却先が上場企業で、契約書もある——この時点で、前向きに検討できる要素がそろっていました。

本人から「決算書を送ります」

面談の話をする前に、ご本人のほうから「今は外にいるので、明日、決算書を送ります」と申し出がありました。こちらから催促する前に必要書類を出そうとする——これは話が早い方のサインです。

担当者は、金額が大きいので一度お会いして、そのうえで買取まで進められるのではないかと感じていました。大型の案件では、書類確認に加えて面談を挟み、事業の実態や資金の使い道までていねいに見るのが通常だからです。

——ここまでが、今日の時点

正直に書くと、この案件はまだ買取には至っていません。決算書はこれから、面談もこれから。結論が出た話ではなく、進行中の"途中経過"です。

それでも、この一件には学びがあります。大型・不動産の売却代金は、契約書・決算書・登記簿という裏付けをそろえ、面談を経て進むということ。そして、申し込んだその場で即買取、とはならないということ。大きい金額だから断られるのではなく、大きい金額だからこそ、丁寧に確認して進めます。大口の進み方は高額・大口ファクタリングの記事にも整理しています。

だから「早めの相談」が効く

月末に決済が集中する不動産業では、「月末までに」という相談が月末直前に殺到します。ところが大型案件ほど、面談や書類確認に時間がかかる。この二つが重なると、間に合わないことがあります。

今回のように契約書がそろい、本人が決算書を自発的に出せる状態なら、早めに動くほど選択肢は広がります。「まだ確定していないけれど、月末に必要になりそう」——その段階で一度相談しておくだけで、いざという時のスピードが変わります。

詳しく読む:不動産業のファクタリング|売買代金・仲介手数料の資金化と月末の資金繰り →

📝 この記事のまとめ

  • 不動産は決済が月末に寄るため「月末までに」の相談が集中する
  • 売却先が上場企業+契約書ありは有望な材料
  • 大型は面談・決算書・登記確認が前提で、申込=即買取ではない
  • 契約・金額・期日が見えた段階で早めに相談すると間に合いやすい

「月末までに、売却代金を早く」——金額や取引先を踏まえて、複数社の条件をまとめて比較できます。

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