2社間・3社間ファクタリングとは

ファクタリングは、関与する当事者の数によって「2社間」と「3社間」に分けられます。どちらも売掛債権を早期に資金化するサービスですが、手続きの流れや手数料、入金スピードに大きな違いがあります。

2社間ファクタリングの仕組みと特徴

2社間ファクタリングは、利用する法人とファクタリング会社の2社間で完結する方式です。取引先(売掛先)への通知・承諾が不要なため、取引関係に影響を与えずに資金化できます。

手続きの流れは以下の通りです。

  1. 法人がファクタリング会社に売掛債権を売却
  2. ファクタリング会社から法人へ買取代金が入金
  3. 入金予定日に取引先から法人へ入金
  4. 法人がファクタリング会社へ回収金を送金

取引先が関与しないため手続きがシンプルで、書類が揃えば最短即日での資金化も可能です。一方で、ファクタリング会社が負うリスクが高い分、手数料は3社間より高くなる傾向があります。

3社間ファクタリングの仕組みと特徴

3社間ファクタリングは、利用する法人・ファクタリング会社・取引先の3社が関わる方式です。売掛債権を譲渡することを取引先に通知し、承諾を得る必要があります。

  1. 法人が取引先に債権譲渡を通知・承諾を得る
  2. 法人がファクタリング会社に売掛債権を売却
  3. ファクタリング会社から法人へ買取代金が入金
  4. 入金予定日に取引先がファクタリング会社へ直接支払い

取引先の承諾が必要なため手続きに時間がかかりますが、売掛先の信用をもとに審査されるため手数料が低くなりやすいのが特徴です。入金まで数日〜1週間程度かかるのが一般的です。

2社間と3社間の比較表

比較項目2社間3社間
取引先への通知不要必要(承諾も)
手数料の目安10〜20%程度1〜9%程度
入金スピード最短即日数日〜1週間
手続きの手間少ないやや多い
取引先との関係への影響なし通知が必要
急ぎの資金調達向いているやや不向き
コストを抑えたい場合やや不向き向いている

どちらを選ぶべきか

2社間が向いているケース

  • 取引先に知られたくない・通知したくない
  • 急いで資金が必要(月末の支払いが迫っているなど)
  • 手続きをできるだけシンプルにしたい

3社間が向いているケース

  • 取引先との関係上、通知しても問題ない
  • 手数料コストをできるだけ抑えたい
  • 入金まで数日〜1週間の余裕がある
  • 売掛金の金額が大きく、手数料の差が大きく影響する

どちらが正解かは状況によって異なります。急ぎであれば2社間、コスト優先であれば3社間、というのが基本的な考え方です。一括査定で複数社の条件を比較すると、同じ2社間でも手数料に差があることがわかります。

よくある質問

Q. 2社間と3社間、どちらが多く使われていますか?

A. 取引先への通知なしで完結できる2社間の方が、法人には利用されやすい傾向があります。ただし手数料コストを考えると3社間が有利なケースも多いです。

Q. 取引先が3社間ファクタリングを断ることはありますか?

A. あります。取引先がファクタリングに同意しない場合は3社間を利用できません。その場合は2社間で対応することになります。

Q. 同じ売掛金で2社間と3社間の両方に申し込めますか?

A. 同一の売掛債権に対して複数のファクタリング会社と同時に契約することは原則できません。条件を比較してから1社を選んで申し込むのが基本です。

2社間・3社間どちらでも対応可能な会社を一括で比較できます。

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