この記事の監修・編集について

本記事は、株式会社GKMが運営する「法人資金支援センター」編集部が作成・編集しています。当編集部は、登録いただいているファクタリング会社各社への取材・ヒアリングをもとに、実務に即した情報をまとめています。掲載内容は一般的な情報提供であり、特定の業者をおすすめするものではありません(私たちの約束)。実際のご契約にあたっては契約書の内容をご確認のうえ、必要に応じて専門家にご相談ください。専門用語はファクタリング用語辞典でも確認できます。

編集・情報提供:法人資金支援センター編集部(登録ファクタリング会社各社への取材に基づく)

注文書ファクタリングとは(仕組み)

注文書ファクタリング(注文書買取)は、仕事が完了する前、注文書(発注書)を受け取った受注の段階で、将来の売掛金を資金化する方法です。通常のファクタリングが「完成して請求書を出した後」の売掛金を資金化するのに対し、注文書ファクタリングは一歩手前、受注した時点で資金を用意できます。着工前の材料費・外注費・人件費に充てられるのが大きな特徴です。

工事の進捗(出来高)に応じて段階的に資金化する出来高ファクタリングも、考え方は同じ仲間です。いずれも「まだ入金は先だが、先に資金が要る」場面のための仕組みです。そもそものファクタリングの基本はファクタリングとは?をご覧ください。

請求書ファクタリングとの違い(比較表)

いちばん近いのが通常の請求書ファクタリングです。違いを整理します。

注文書ファクタリング請求書ファクタリング
買取対象注文書・発注書(受注段階)請求書(完成・請求後)
資金化のタイミング早い(受注時)完成・請求後
手数料高めになりやすい相対的に低め
審査厳しめ(完成前のため)比較的通りやすい
対応会社少ない多い

メリット

  • 仕事の完了前、受注段階で資金化できる。着工前の材料費・外注費・人件費の先行支出に充てられます。
  • 支払いサイトを大きく前倒しできる。完成・請求・入金を待つ期間をまとめて短縮でき、目安として最大90日程度縮められることもあります。
  • 2社間方式なら、売掛先への通知・承諾が不要。受注したばかりの取引先に知られずに利用できます。
  • 償還請求権なし(ノンリコース)の契約なら、未回収リスクを移転できる。

デメリット・注意点

  • 手数料が高くなりやすい。完成前で回収の確実性が読みにくいぶん、通常の請求書ファクタリングより高めです。
  • 審査が厳しめ。事業計画や取引の実態まで丁寧に見られます。裏を返せば、そこを説明できれば道は開けます。
  • 対応している会社が少ない。扱う会社が限られるため、選択肢を広げるには複数社に当たる必要があります。
  • 個人事業主向けはさらに限られる。売掛先が法人で事業用の注文書があれば相談可能ですが、対応会社は多くありません(個人事業主向けの解説)。

どんなときに使う?(利用シーン)

  • 大きな工事を受注したが、着工の材料費・外注費が先に必要なとき。
  • 完成・請求まで数か月あり、その間の運転資金を確保したいとき。
  • 受注は増えているのに、立て替え負担で手元資金が回らないとき。
  • 売掛先(発注元)に知られずに、受注段階で資金を用意したいとき。

「この注文書で資金化できるだろうか」と思ったら、まずは無料でご相談ください。注文書・出来高に対応する会社は限られるため、複数社にまとめて相談できると効率的です。

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利用の流れ

  • 1. 申込・ヒアリング:注文書の内容、売掛先、金額、完成・入金の予定を伝えます。
  • 2. 書類提出:注文書(発注書)、取引の契約書、通帳のコピーなどを提出します。
  • 3. 審査:売掛先の信用力と、取引・事業の実態を確認されます。
  • 4. 見積り・契約:手数料を確認し、納得できれば契約します。
  • 5. 入金:契約後、指定口座へ入金されます。

利用が多い業種(建設業が中心)

注文書ファクタリングは、受注から完成・入金までが長い業種で多く使われます。中心は建設業で、工事の注文書や出来高での資金化ニーズが目立ちます。ほかに、受注生産で材料の先行仕入れが必要な製造業などでも利用されています。建設業での具体的な使い方は、建設業のファクタリング活用ガイドでくわしく解説しています。

手数料の目安

手数料は契約方式で傾向が変わります。あくまで一般的な目安として、売掛先に通知しない2社間は5〜17%程度、通知する3社間は2〜9%程度とされます。ただし注文書ファクタリングは完成前の資金化のため、同じ方式でも通常の請求書ファクタリングより高めになりやすい点に注意してください。広告の「◯%〜」は下限表示なので、事務手数料などを含めた総額と上限で、複数社を比べましょう。手数料の考え方は手数料の相場と抑え方もどうぞ。

対応会社が少ないからこそ、複数社を比べる

注文書・出来高ファクタリングは、扱う会社が限られ、審査基準も会社ごとに大きく違います。ある会社で断られた注文書が、別の会社では通ることも珍しくありません。だからこそ、選択肢を広げるために複数社を比べる意味が、通常のファクタリング以上に大きくなります。1社ずつ問い合わせるのは手間ですが、一括査定なら一度の入力で複数社に相談できます。なお、一括査定でも審査は各社が通常どおり行います。変わるのは「相談先を探す手間」だけです。

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受注段階の資金化、注文書・出来高もまずは相談から。

売掛先(発注元)が法人で、事業上の注文書・売掛金があればご相談いただけます。法人はもちろん、事業用の売掛金がある個人事業主・一人親方の方も対象です。注文書・出来高に対応する会社は限られるため、複数社の一括比較が効率的です。詳しいご希望は折り返しのご連絡でうかがいます。

売掛先が法人で、事業用の注文書・売掛金がある方を対象に、担当より折り返しご連絡します。しつこい勧誘は行いません。

よくある質問

Q. 注文書ファクタリングとは何ですか?

A. 仕事が完了する前、注文書(発注書)を受け取った受注の段階で、将来の売掛金を資金化する方法です。完成・請求を待たずに資金を確保できるため、着工前の材料費や外注費に充てられます。工事の進捗に応じて資金化する出来高ファクタリングも、考え方は同じです。

Q. 注文書ファクタリングと請求書ファクタリングは何が違いますか?

A. 買取対象と資金化のタイミングが違います。請求書ファクタリングは仕事が完了し請求書を出した後の売掛金を資金化しますが、注文書ファクタリングは受注した段階で資金化します。注文書のほうが早く資金を確保できる一方、完成前で回収の確実性が読みにくいぶん、手数料は高め・審査は厳しめになりやすい傾向があります。

Q. 支払いサイトはどれくらい短縮できますか?

A. 受注段階で資金化できるため、完成・請求・入金を待つ期間をまとめて前倒しできます。会社によっては数か月先の注文書まで扱う場合があり、支払いサイトを大きく(目安として最大90日程度)短縮できることもあります。実際の可否や範囲は各社で異なります。

Q. なぜ注文書ファクタリングは手数料が高め・審査が厳しめなのですか?

A. 仕事がまだ完了していない=「確実に入金される」とは言い切れない段階での資金化だからです。完成済みの請求書に比べて、会社にとってのリスクが大きいため、手数料は高めに、審査は慎重になりやすくなります。事業計画や取引の実態を丁寧に確認する会社ほど、話が前に進みやすい傾向があります。

Q. 注文書ファクタリングを使うと、売掛先に知られますか?

A. 売掛先に通知しない2社間方式を選べば、原則として売掛先(発注元)に知られずに利用できます。受注したばかりの取引先との関係に配慮したい場合に選ばれます。通知する3社間方式は手数料が低くなる傾向があります。

Q. 出来高(工事の進捗)でも資金化できますか?

A. 会社によっては、工事の出来高に応じた資金化に対応する場合があります。長期の工事で、完成前に段階的な資金が必要なときに使われます。注文書ファクタリングと同様、対応する会社が限られ、審査も慎重になりやすいため、複数社に相談して比べるのが現実的です。

Q. 個人事業主でも注文書ファクタリングは使えますか?

A. 売掛先(発注元)が法人で、事業上の注文書・売掛金があれば、個人事業主・一人親方の方もご相談いただけます。ただし注文書ファクタリング自体を扱う会社が少なく、個人事業主向けはさらに限られるため、対応可否は会社ごとに差があります。売掛先が個人の場合や給与前借り目的の場合はお受けできません。

Q. 注文書ファクタリングはどんな業種で多いですか?

A. 受注から完成・入金までが長い業種で多く使われ、特に建設業(工事の注文書・出来高)が中心です。ほかに製造業など、受注生産で材料の先行仕入れが必要な業種でも利用されています。建設業での使い方は建設業のファクタリング活用ガイドでもくわしく解説しています。

注文書・出来高での資金化は、対応会社が限られます。あきらめる前に、まずは複数社へ無料相談を。順位もおすすめもつけません。あなたの目で、条件を比べて選べます。

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