結論:融資より通りやすいが、落ちることもある
ファクタリングの審査は、銀行融資にくらべて通りやすいのが大きな特徴です。理由は、審査の中心が「自社の財務状況」ではなく「売掛先(取引先)の信用力」にあるから。自社が赤字でも、税金滞納があっても、利用できる場合があります。
とはいえ、誰でも必ず通るわけではありません。売掛先の信用や書類の状態によっては落ちることもあります。本記事では、審査で何を見られるのか・なぜ落ちるのか・どうすれば通りやすくなるのかを、順を追って解説します。
審査で見られる主なポイント
ファクタリングの審査で重視されるのは、おおむね次の4点です。自社の決算書よりも、売掛金そのものに関する項目が中心になります。
| 見られるポイント | 内容 |
|---|---|
| 売掛先の信用力 | 取引先がきちんと支払える会社か(最重要) |
| 売掛金の実在性 | その請求が本当に存在する取引か |
| 支払期日 | 入金予定日が近いほど評価されやすい |
| 書類の整合性 | 請求書・通帳・契約書の金額や日付が合っているか |
審査に通らない主な理由
落ちる場合、原因の多くは次のいずれかです。自社の業績そのものより、売掛金まわりの問題が中心です。
① 売掛先の信用力が低い・支払い遅延が多い
審査の主役は売掛先です。取引先の支払い能力に不安がある、過去に遅延が多い、といった場合は通りにくくなります。
② 売掛金の実在が確認できない
請求書はあっても、契約書や入金履歴など「その取引が本当にある」ことを示す裏づけが不足していると、審査が進みません。
③ 書類に不備・金額の不整合がある
請求額と通帳の入金額が合わない、日付がちぐはぐ、といった不整合は審査が止まる典型例です。不正を疑われることもあります。
④ すでに他社へ譲渡済みの債権(二重譲渡)
同じ売掛金を複数社に譲渡することはできません。二重譲渡が疑われる債権は対応不可です。
⑤ 個人事業主・売掛先が個人
当サービスは法人専用です。また、売掛先が個人の場合は審査が難しくなる傾向があります。
審査を通すための7つのコツ
① 必要書類を漏れなく揃える
請求書・通帳のコピー・取引基本契約書・登記簿謄本などが一般的です。揃っているほど確認が早く、審査がスムーズに進みます。
② 信用力の高い売掛先の債権を選ぶ
複数の売掛金がある場合、上場企業や官公庁など信用力の高い取引先の請求書を選ぶと通りやすくなります。
③ 入金実績のある継続取引を選ぶ
過去に期日通り入金されている取引先は確認が取りやすく、評価も高めです。新規取引先より継続取引が有利です。
④ 書類の金額・日付のつじつまを合わせる
請求書・通帳・契約書の数字が一致しているか、提出前に自分で見直しておきましょう。小さな食い違いが審査を止めます。
⑤ 事情は隠さず正直に申告する
赤字や税金滞納などの事情は、隠すよりも正直に伝えたほうが結果的にスムーズです。後から判明するほうが信頼を損ねます。
⑥ 支払期日が近い売掛金を選ぶ
入金予定日が近い債権ほど回収リスクが低く、審査で有利になりやすいです。
⑦ 1社で決めず複数社に相談する
審査基準は会社ごとに違います。1社で断られても別の会社では通ることが珍しくありません。複数社を比較するのが、通過率を上げる一番確実な方法です。
よくある誤解:赤字・税金滞納=審査落ち、ではない
「赤字だから」「税金を滞納しているから」と諦めてしまう方が多いですが、これは誤解です。審査の中心は売掛先の信用力なので、自社の財務状況だけで一律に落ちるわけではありません。詳しくは関連コラム「赤字・税金滞納でもファクタリングは使える?」をご覧ください。
よくある質問
Q. ファクタリングの審査は融資より通りやすいですか?
A. 一般的に通りやすいとされています。審査の中心が売掛先の信用力にあるため、自社が赤字や税金滞納でも、売掛先の支払い能力が確かであれば利用できる場合があります。可否は各社の審査によります。
Q. 審査に通らない主な理由は?
A. 売掛先の信用力が低い、売掛金の実在が確認できない、書類に不備・不整合がある、二重譲渡が疑われる、などが代表的です。また法人専用のため個人事業主は対象外です。
Q. 1社で落ちたらもう無理ですか?
A. いいえ。審査基準は会社ごとに異なるため、1社で断られても別の会社では相談できることが珍しくありません。複数社の比較で対応可能な会社が見つかりやすくなります。
Q. 赤字や税金滞納があると通りませんか?
A. 赤字でも利用できる場合は多く、税金滞納も状況により相談可能です。ただし滞納が進み差し押さえリスクが高い場合は断られることがあります。
審査に不安がある法人様も、まずは無料でご相談を。複数社をまとめて比較し、通る可能性の高い会社を見つけられます。
無料で一括査定する簡単30秒・最短即日対応
編集部より:審査を怖がりすぎないで
「審査」という言葉に身構えて、申し込む前から諦めてしまう方を多く見かけます。ですがファクタリングの審査は、銀行融資のように自社の業績を厳しく問うものとは性質が違います。見られているのは主に売掛先の信用力。だからこそ、書類をきちんと揃えて正直に相談すれば、思っていたより道は開けます。1社の結果がすべてではないので、まずは気軽に比較してみてください。
編集部ノートをもっと見る →